キミの隣に

「ゲッ?!マジー?!」
「真月ちゃん、キビシーっ。」

二人は、うろたえまくる。


新しい楽器さんの音の確認。

私は、重要視してるんだ。

彼等の望むステージ図を
一緒につくりたいからね。

それは、鷹尾君じゃなくても
やるんだよ。


もっと上手くなって
いつか、ちゃんと指名が
ほしいからね。

里奈ちゃんの
替わりじゃないポジションを。


「俺は、ご希望どおり
真月をとってきたんだから
後は、お前らの腕次第だぜ。
せいぜい、コイツを
安心させる位の音だすんだな。」


高校生には
厳し過ぎる位の台詞を、
鷹尾君は向ける。

「上等じゃんっ
このエロオヤジ!」

闘志を剥き出したのは
七海ちゃんのほうだった。

「そーだよ!オッサンになんか
くれてやっか!」

啓太君も俄然
ヤル気になって。

鷹尾君は、ムスッとして。

それを見た私は、
笑ってしまった。


でも、可愛いんでしょ?
反則してまで、
私に話、持ってきてくれて
弾き始めた途端
この表情なんだから。