ワイン一瓶とは・・・
結構、酔える。
真月も、横で
欠伸を繰り返してる。
でも、この酒の勢いを
利用しない手はない。
・・・俺の場合は、特に。
「真月。」
「何?」
ベッドにくたっと
転がって彼女は生返事する。
「あのさっ・・・」
しっ・・・心臓、吐く。
「酒飲んでいうのも
なんだけど・・・
これ、考えといて?」
ジャケットのポケットから出した
封筒を手渡した。
「んにゃ?」
彼女は、起きて
中を確認する。
「これって・・・」
驚いた彼女の顔・・・
そりゃ、おどろくよな。
マイペースな俺から
こんなもん、渡されちゃ。
だけど・・・
「どーしても、
一緒にいたくて。
行かないでほしくて・・・
これしかないと・・・
思ったんだ。」
あとさぁ
「これも、そろそろ、
ここから外さねぇ?」
彼女の指から
定番の指輪を抜き、
他の指に移した。
・・・捨てる権利まで
俺にはないからさ。



