「どーも、ありがとう。」
何かやりとりをした後
彼女はドアを閉めた様で
気配が近づいて来た。
「何、それ?」
ワインらしきボトルに
視線をむける。
「透からの差し入れらしい。」
言って、真月は
ボトルにかけられた
カードを開封して
小さく吹き出した。
「なに・・?」
訝しげな声色が
喉をつく。
「読んでみる?」
真月が、いたずらな
目線を投げて来た。
彼女を引き寄せ
抱きすくめてカードに
目をやる。
・・・何だとっ・・・
『貫通祝い』って・・・
「樹里は、透に
読まれまくりだねぇ。」
真月は、おかしそうに
声を立てて笑っていた。
「せっかく祝ってくれてんだし
樹里、飲んぢゃおう」
俺は、単細胞的な
己の行動パターンに
赤面するほかなかった。



