七海に脅された訳じゃ
ねぇけど


安定した収入を得てる真月と
確かなモノをもたない状態で
結婚するとか

自分のプライドも許さない。

安定した雇用と
時間の自由は
反比例する。

自分のやりたい音楽が
できるか?とか
ずっと悩んで


要約、
真月の事は別としても
気持ちも定まり
踏み出した訳だけど。




真月との関係は



もう、ホントに
ダメなんだろうか?


要約、想いがかなって
付き合い出しても
ちっとも甘くなかった時間


でも、俺は

まだ真月の事を・・・


真月は・・・
会ってくれんのかな?

あんな見事に消えうせたのに。

透は、ああ言ったけど
現実的な事を思い返せば
敷居が高そうで、
ため息が零れた。







面接を終えて
若干早めだが
出勤する事にした。

ネクタイをはずし、
シャツのボタンを
胸元まではずす。
コートを手にして教官室で
勤怠カードをおした。


真月・・・
ここで
俺が、

おまえが来んの見てたなんて
しらねぇだろ?