アタシは姉がわからない



昔から優等生だった姉は



出来るはずなのに



やらない。



出来ないようなことを



やろうとする。



でも優等生だから



まわりには何にも



文句を言われず



姉も気にしていなかった。



「なんでいつもお姉ちゃんばっかり…」



アタシは姉を見る度に



そう思うようになっていた。