「アイツの悲しい顔を
見たら、
奪い取るけど。」

「無理だよ。
笑美は簡単に諦める
性格じゃないよ。」

「お前も好き・・・」

「それ以上言わないで。
笑美と先生が幸せに
なれるんだったら、
私は辛くないんだ。」

「分かった。
俺も仲間に入れろ。」

「いいけど。
高く付くわよ。」

私は前川君と笑って
しまった。

「おい2人とも
仲がいいんだな?」

先生と笑美が手を繋いで
出てきた。

「先生?
俺先生が片山を泣かしたら
奪いに行くから。」

「大丈夫。
片山を泣かすことは
絶対にしないから。」

私と笑美は目を合わせて
笑ってしまった。

やっと私は心から
ホッとした気分になった。

笑美おめでとう。

・メイサイド終わり・