あたしは藍坂黎。


北条学園に通う中学三年生。


そんなあたしには、

好きな人がいるんだ。

名前は樫宮琥珀。

年齢はなんとね・・・・


   
   23!!!


8つも違うじゃん!!(笑)



と、笑ってはみたものの・・・。


無謀だって、叶わないんだってわかってた。


 でもやっぱり、好き 

 そんな彼との出会い

本屋さんであたしが立ち読みしてたとき。
隣で彼も同じ本読んでた。


そしたらね、突然彼が噴出すの。

琥珀「ぷぷぷっ。」
って。

だからあたし、聞いたの

黎「どこが、おもしろかったんですか??」


って。あっ、と口を抑えた頃には遅かった。
口から出たものは戻らない。

内心焦りまくりなあたし。


なんか、自分がすっごくアホに見えてきた


でも彼はね、ココがおもしろくて・・・
って詳しく説明してくれたんだ。


それから、何度か同じ場所で彼に
会った。


日を重ねる毎にどんどん仲良くなってね。

よく、好きな小説の話で盛り上がってたな。
すっごく楽しくて、時間を忘れるほどに・・・。


その後も私と彼の関係は続いて、お互いのことを話すようにまでなった。

アドレス交換した時なんて、ホントに嬉しかったんだ。

その頃かな、私が彼を意識し始めたのは。



話してると、楽しくて。

悩みまで、相談にのってくれて。

私が本屋に行くと、そこには彼がいてくれて。

私はその場所を、自分の居場所のように感じていたんだよ。