近くの山に住む、樵(キコリ)かマタギの娘だろうか?




 両腕は肩口まで、両足はふとももの半ばまで剥き出しになった、ラフで動き易いいでたちだった。




 剥き出しになった腕や脚は細く、成熟した女性のような丸みはない。




 ホンの僅かだけ盛り上がった胸が、辛うじて、女であることを主張していた。




 まるで少年のようなその少女は、仕種もやはり少年のようだった。