‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜

 追っ手が、どこまで迫っているのか分からない。




 その恐怖感が、吉虎丸の歩みを進ませていた。




 その時、吉虎丸が、何かの気配を感じ、ハッとなって背後の闇を振り返る。




 暫く、身を強張らせて、様子を探ったが、何もない。




 やや安堵し、足を一歩、前に踏み出した。




 吉虎丸が、あっ!?と思った。