吉虎丸は、苦痛に堪え、身を起こすと、脇腹に刺さっている古刀を抜いた。
激痛のあまり声も出せない。
そのまま、ここでじっとしていたかったが、そうもいかない。
周りを確認すると、吉虎丸自身の刀が、刃の半ばで折れ、転がっていた。
それを取り、杖代わりにして、よろよろと立ち上がる。
激痛のあまり声も出せない。
そのまま、ここでじっとしていたかったが、そうもいかない。
周りを確認すると、吉虎丸自身の刀が、刃の半ばで折れ、転がっていた。
それを取り、杖代わりにして、よろよろと立ち上がる。
