‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜

 胸に三条の赤い筋が刻まれる。




 幸いにも、深手ではない。




 お返しとばかりに吉虎丸は、刀を横に薙いだ。




 しかし鏘緋は、不安定な足場を、まるで問題にせず、軽やかにかわす。




 そして、やや間合いを空けた。




 間髪入れず、そこから、凄まじい勢いで切り込んできた。