‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜

 しかし、ふと違和感を覚え、腕を見てみた。




「ん?

何じゃこれは?」




 藤内の腕に、どす黒い染みのようなものが出来ていた。




「!?

何じゃぁ、これはっ!?」




 しかも、見ているうちに、その染みは徐々に大きくなっていく。




「病毒ダ・・・・・・」




「何!?」




「オ前ノ体ハ、ヤガテ全身ガドス黒イ染ミニ覆ワレ、焼ケ爛レ、肉ガ腐リ落チテイク」




「ふざけるな!」




「フザケテナドイナイ。

ドウダ?

全身ガ焼ケルヨウニ熱イダロウ?」




 藤内が呻く。




 そんな藤内を見下し、鉄燎が嘲笑する。




 そんな鉄燎の態度が、プライド高い藤内の癇にさわった。




「貴様ぁ〜。

儂を誰だと思っている!」




「クックック。

タダノ小狐ダロウ」




 藤内が怒り心頭に発し、鉄燎を睨みつける。




 その時、、ボトッと何かが腕から落ちた。




 藤内が怪訝に思い、落ちた物を見る。




 それは、どす黒い、何かの塊だった。




 次いで、自分の腕を見た。




「!?

こ・・・・・・これは!?」