‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜

 しかし、膩玖は、秀郷の意図を正確に、察知した。




 鏘緋に目配せをする。




 そして、すぐさま行動を開始した。




 膩玖が、一歩前に進み出る。




 それと同時に、不可思議な呪文を唱え始めた。




 膩玖の指先に、青紫色の怪炎が点る。




 その手を振ると、怪炎が、いっそう猛々しく燃え上がり、吉虎丸目掛けて撃ち出された。