「忠満(タダミツ)。
そちのせいではない。
気にするな」
秀郷の視線は厳しかったが、その奥に、老臣に対する慈しみが見えた。
それを感じ取った忠満が、いっそう深く、頭を下げる。
「今回の件は、吉虎と、“神隠すの勾玉”が引き合ったのであろう。
あれとは、因縁があるゆえ。
しかし、“神隠すの勾玉”は、“九曜の勾玉”の一つ・・・・・・。
神器じゃ!
持って行かれるわけにはいかん!」
そちのせいではない。
気にするな」
秀郷の視線は厳しかったが、その奥に、老臣に対する慈しみが見えた。
それを感じ取った忠満が、いっそう深く、頭を下げる。
「今回の件は、吉虎と、“神隠すの勾玉”が引き合ったのであろう。
あれとは、因縁があるゆえ。
しかし、“神隠すの勾玉”は、“九曜の勾玉”の一つ・・・・・・。
神器じゃ!
持って行かれるわけにはいかん!」
