「これは・・・・・・、妖術か!?

それとも・・・・・・異能によるもの・・・・・・か!?」




 甚兵衛は、睡魔に負けぬように気を集中させ、次なる異変が起きてもすぐに対処出来るよう辺りを警戒する。




 すると、一人の少女がふらふらとよろめきながら、甚兵衛にもたれ掛かってきた。




 少女は、今にも倒れそうだ。




 少女も、この異常な睡魔に襲われているらしい。