トントン

「どーぞ」

「なに?話って。」

「お前、3年に目つけられてんだろ??」

「ぅ・・・・ん。」

「なんでなんだよ。理由でもあるのか?」

「・・・。」

「言ってみ。」

「あのね、私のツレの真央(まお)が3年の成(なり)に
 ボコられて、私許せなくて、成を呼び出して・・・。
 そしたら成が学校に来なくなって・・・。
 その仕返しってゆーか・・・。」

「そっか。」

「うん」

もっと詳しく言うと、

成にずっと嫌がらせをし続けた。

そして、成は精神的にやられてしまって泣きながら私に、

許してと頼んできた。

それで、成と

真央と私の前に二度と顔を出さないことを条件で

許した。

「なんかあったら、俺に言えよ?」

「うん。」