――――… 「凄いお屋敷…ですね…」 連れてこられた友人の屋敷。 それは私達民では立ち入る事は出来ないであろう、城の敷地内にひっそりと建っていた。 “城”ではないとはいえ、十分立派な屋敷で… 民とはいえ身分が違う人間なんだとすぐにわかった。 友人)「こんな所だけれども…さぁ、どうぞ。」 こんな所? 十分過ぎる屋敷だと思うけれど…。 私は小さく会釈をし中に入ると、案内された座敷に腰を下ろす。 木々が葉を静かに揺らし、城の敷地内とは思えない程静かな空間に、心なしかほっとした。