昼休み。
とりあえず先に、一歩とクラスのヤツらを体育館に行かせる。
オレは彼女がやってくるのを待っていた。
「浜中くん」
しばらくすると、彼女がうちの教室の入口の所から顔を覗かせていた。
「よっ。あのさ…悪いんだけど一歩との本の話…」
オレがそこまで言うと、彼女は不思議そうに教室を見回す。
「あれー。立花くん、どこ行ったの?そういえば、クラスの子も少ないよねぇ」
「え…と、実はさ。クラスでバレーやろかって話になって…。あ、良かったら一緒にやらね?」
「バレー?うーん。球技苦手なんだよねぇ。それにしても、浜中くん…立花くんを引き止めてくれなかったんだ?」


