「…んなコトねーって」


「心配だよなぁ~。太久、将来ヘンな女に引っかかんなよ?」


「引っかかるとか、なんだよ。ヘンな女かどうか、見極める目ぐらいあるっつの!」


「いやいや…どーかな」


一歩は呆れた顔して、机に頬杖をつく。


「とにかく…あの子、今日昼にうちのクラスくるから…。相手してやってくれよな?」


「はぁ?冗談キツー。何でオレが…」


一歩は嫌そうな顔して、チラリとオレを見る。