打ち合っているうちに、ジリジリとヨロイは後退しつつあった。 だんだん手数も減り、こちらの攻撃を捌ききれなくなっている。 同調している精神も、疲れが見え始めていた。 「痛い……痛いよ……」 ぶつぶつと溢れ出る負の言葉に、俺は耳を塞ぐ代わりに刀の音を荒げた。 「うぁああああっ」 四本あった足を全て叩き斬ったとき、幼子は悲鳴と慟哭を撒き散らした。 俺は六合という陰陽師が出てくるかと意識を更に研ぎ澄ませたが、ヨロイと、戦意を喪失しているヒトしかそこには居なかった。