夢を、見ていた。 夢だと、わかっていた。 俺はヒトで。 隣には姫がいた。 小さな丘の上で、二人並んで座り。 遠くに城を眺めながら、目の前には…… 「私たちの血を受け継いでいるからな。──の将来が楽しみだ」 夢だ。 夢だとわかっているとも。 だから…… もう少しだけ、 あとほんの少しだけ。 どうか、醒めないでくれ…… 叶わぬ夢を、もう少しだけ……