ちょっと待て。 俺・・・・・・? 「最近天音と谷澤君よく一緒にいるし、 嫌がらせとかされてたんだよ! 今日、連れて行かれちゃったの!!」 動きが止まったと思った。 心臓の音が、 やたらと響いてる。 何も考えられなくて、 「! おい! 宙人!!」 気付いたら走ってた。 教室の扉に手をかけたとき、 後ろから石倉の声が聞こえた。 「谷沢君! 校舎裏!!」