「無駄な…友情ですね」

不動は肩をすくめた。


その時、どこからか…2つの回転する物体が飛んできた。

一つは、リンネの頭を一瞬で吹き飛ばし、もう一つは…不動の周りを旋回した。

「何者だ!」

不動は、周りを見回した。

「あ、あれは!」

ジャスティンの顔が、笑顔になった。

海岸の方から、ゆっくりと白い鎧を纏った女がこちらに近付いて来るのが見えた。

ブロンドの髪を靡かせて…。

「先輩!」

ジャスティンの声に、クラークも海岸の方を見た。

「あれは…」

クラークが気付いた時には、女は目の前まで移動していた。

「モード・チェンジ!」

クラークのそばをすれ違う時、声だけが耳に残った。

回転する2つの物体は、女の手の中で一瞬にして剣に変わった。

リンネの頭は吹き飛ばされたが、炎でできている為にすぐに再生を始めていた。

「は!」

しかし、女の持つ剣が冷気を帯びると、再生始めた脳天から、股下まで切り裂いた。

すると、リンネの体が凍りついた。

「は!は!」

女が何度か斬ると、氷は厚さを増した。

「これで…しばらくは動けまいて」

女はリンネに背を向けると、不動と向き合った。

「き、貴様は!」

不動の表情が、変わる。

「その白い鎧!先程、我が部隊をたった一人で全滅させた…女か!」


「ティアナ先輩!」

ジャスティンの嬉しそうな声に、クラークは目を見開いた。

「あ、あれが…ブロンドの勇者…ティアナ・アートウッド」