不覚だった。 ただ絆創膏を 貼られただけ。 ただ笑っただけ。 ―――――――やべえ? それから俺は そのお嬢様を 夜になってはバイクに またがり探していた。 ある夜だった。 「も〜。愛香お嬢様〜。」 「じぃちゃん?何してんだ」 「お!光輝!久しぶりだな。 実はお嬢様が消えて…」 「は?探そうか?」 「頼む。」 嬉しかった。 髪を金にして ピアスたくさんして たばこ吸ってた俺を 前と同じように 接してくれたことが。 でもやっぱ… 「めんどくせぇ。」