「なれます。
僕はあなたを
愛しています。」

「そんな言葉を簡単に
言わないで下さい。」

「いいえ。言えます。
あの時からあなたを
愛してしまいました。

そしてずっと後悔を
してきました。

何処かであなたに
会えたら良いのにと
思って生きてきました。」

「私は何度も死のうと
思いました。

結がお腹にいると分かって
生きる決意をしました。

結が産まれても何度も
死のうと思いました。

けど結の寝顔を見て
生きる決意が生まれるのです。

だから誰にも邪魔を
されたくないのです!!」

「僕も同じです!!

あなたの心に深い傷を
負わせてしまって、
ずっと後悔をいて
何度も自殺を図りました。」

先生は私の体から離れ
自分の腕を見せた。

私と同じくらいの
リストカットの跡が
無数にあった。