かすかなエンジン音が耳に届く。
あたしは目を覚ました。
先ほどまで木下さんが座っていた運転席には彼女より一回りは大きな男性の姿を見つける。
あたしが辺りを見渡すと、そこは行くときに通った道だった。
「起きたか?」
あたしは頷く。
「出発する前、教えてくれればよかったのに」
もう一度、母親に会って謝りたかった。
「気持ちよさそうに寝ていたから起こせなくて。悪かったな」
「いいですけど。お母さんとの話はどうでしたか?」
「ゆっくり考えるらしいさ。どうするかは」
いろいろ聞きたいことはあった。
でも、何となく聞けなかった。
必要以上に聞いてはいけないような気がしてしまったからだ。
何か変化があれば、どちらかから教えてくれるだろう。
そう思ったからだ。
あたしは目を覚ました。
先ほどまで木下さんが座っていた運転席には彼女より一回りは大きな男性の姿を見つける。
あたしが辺りを見渡すと、そこは行くときに通った道だった。
「起きたか?」
あたしは頷く。
「出発する前、教えてくれればよかったのに」
もう一度、母親に会って謝りたかった。
「気持ちよさそうに寝ていたから起こせなくて。悪かったな」
「いいですけど。お母さんとの話はどうでしたか?」
「ゆっくり考えるらしいさ。どうするかは」
いろいろ聞きたいことはあった。
でも、何となく聞けなかった。
必要以上に聞いてはいけないような気がしてしまったからだ。
何か変化があれば、どちらかから教えてくれるだろう。
そう思ったからだ。



