私は…間違ってた?



この人を選んだのは…
失敗だったの?



ねぇ…教えて。






人の死は、悲しい。
私も泣いた。



泣き過ぎて、今はもう涙すら出なくなっていた。



「……恭平ッッ!!!」



交通事故。
彼は命を奪われた─



たった一台のトラックに…



たくさんの悲しみの声を聞きながら、私は泣き喚く彼の母親の肩を抱いていた。



涙が出ないせいか…
私の心は冷めていた。



彼は死んだ。
なら…会いに行こう。






昔愛した…
彼の『親友』に─