あれから色々あった─



私は高校を卒業した。



かーくんは2年間の離島勤務を終え、今は違う学校で社会の先生をしている。



かーくんは戻って来てすぐに、もう一度私にプロポーズをしてくれた。



もちろん私の返事はOK。



そして今…
私は幸せの絶頂にいる。






「かーくん、早く!!」



「ごめんっ!2人共、もうちょっとだけ待って!」



「もう……茉央【マオ】、パパいつまでかかるのかな?」



「ぱ〜ぱぁ!!」



私が腕に抱いているのは、とても大切な、私たちの宝物。



「だから早く起きてって言ったのに…かーくん!!」


もう一度かーくんを呼ぶと、返事の代わりにものすごい音が家中に響いた。



「希〜!ヤバイ、助けて!!」


はぁ…



「今行く〜!茉央、パパしょうがないね。ったく…」



「た〜く〜!」









―END―



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あとがき♪