話…?



私は祈った。
悪い話ではないように…と。



『実は…お前を突き離したのはな、俺んとこに…手紙が届いたからなんだ─』






その言葉を筆頭に、ようやく私は今まであったことを知ることとなった。



かーくんは、私に何度も謝りながら説明してくれた。



『ほんとにごめん…』



「…いいよ、もう。言ってくれて…ありがとう。」



『うん…それでな、希。俺…明日ヤバイと思う。もう既に、俺たちのことは学校サイドにバレてる。…恐らく、俺の方に何らかの処分がある。』



そんな…
かーくんだけなんて─



『俺はもう決めてる。例え今の立場を捨ててでも、最後までお前を守り通すから…いいか、希。誰に何言われても、絶対相手にするなよ。』



要するにそれは…



かーくんだけに罪を着せて、私は逃げるってことだよね?



「そんなの…やだよ。」



『大丈夫、心配するな。希…お前はいつも通りの笑顔でいろ。そっちの方が…俺も安心出来るから。』