言っちゃった…
俺の小学生時代から付き合いがある、友達と言うか…親友の秘密を。
案の定、一真先生は驚きを隠し切れてない様子だ。
｢本当…器用な奴で。あと1年と少し、その子と2人で頑張るって言ってた。まぁ…俺はそういうのには否定派だけど、あいつが決めたことだから、もう何も言えないよ。｣
｢そう…ですか。俺は別に、そういうことに関して否定はしない方だから…要するに、結局はﾊﾞﾚなきゃ大丈夫ってことだし。｣
へぇ…
そんな考え方なんだ─
こりゃ、真実【ﾏｺﾄ】にいい仲間が増えたな。
けど、そんな考え方の教師って、あいつ以外にまだいたんだな…
｢一真先生って彼女いるんだよね？噂で聞いたよ。｣
｢えっ…！あ、あぁ…いるにはいるけど…｣
けど？
｢…俺が陽翔先生の友達に理解あるのって、俺の彼女の存在が影響してて…｣
それってまさか…
真実と同類？？
