恐かった。



先生が葉月さんに刺されてからの3日間は、私にとってはすごく長かった。



このままもう二度と、先生が目を覚まさなかったら…



そう考えるだけで、私は何度も涙を流した。






『私のせいだ─』



昨日の夕方、ベットの側で先生の手を握りながら、私はそう呟いた。



すると、部活を早く切り上げて先生のお見舞いに来てくれていた悠哉が言った。



『バカ…杉田はな、命がけでお前を守ったんだぞ?それくらい、希の存在は杉田にとって大切なモノ…なんじゃねぇの?』



どうやら悠哉は、この状況から私と先生の関係を悟ったようで…



『信じて待ってやれよ…杉田は絶対、帰って来る。』