神の
流した涙は

咲き誇る銀の華へと零れ落ちた

そんな様子を
月姫は知らない



しかし
夜空に浮かぶ満月は

淡く
優しく
しかし冷たく

神を照らし続け

美しく銀色に輝くだけだった