ベットから起き上がり、服を整えて先生の前まで立ち止まる。 先生はニヤッと笑った。 「なに笑ってるんですか」 「俺の名前知ってるか?」 「……」 はあ?そんなの知るわけないでしょう。 「おい。聞いてんのか」 「えぇと……。…誰でしたっけ?」 突然の質問にあたふたする私は、そういえばこの先生の名前知らないな、と今頃気付いた。 そして、あらためて名前を聞いた。