間もなく、高速の入り口に到着して、ETCゲートを抜けると、車は、一気に加速を始める。 歩夢の愛車、パジェロの後部に金具でしっかりと固定された4人分のスキー板が、風にあおられ、カタカタと音をたてて、鳴り出した。 『ねえ、志賀高原には 何時位につきそう?』 加奈が歩夢に訊いた。 『うーん』前を見ながら、首をひねる歩夢 車内時計にチラリと視線を流すと、午後7時を回っている。 『今、高速に乗った所だから、大体、5時間と見ても、12時過ぎには 着くんじゃないかなあ〜?』