『えっ、みんなどうして、ここにいるの!?』
ポカンとみんなを見回した後、あたしは、幸也を見上げた。
『いや…あのさ…』
答えずらそうに、幸也は視線をみんなに流す。
雅彦は、それを無視して、美紀の肩に手を置いた。
『いやあ〜、美紀の言う通り、一年前に幸也に入れ知恵して、追いかけさせといて良かったぜ』
答える美紀
『うふふ、カウントダウン迄には、さすがのめるも答えを出すと思ったのよ』
加奈が訊いた。
『だけど美紀、めるが文人君と別れなかったら、どうしたのよ』
『いや、それは、あり得ないっしょ!めるったら、幸也君にベタ惚れ見え見えだったもん!』
歩夢が、そう言った後、高笑いをした。
哲太が口を開く。
『幸也だって、そうだぜ!2年間も、めるちゃん一筋に片想いして、見てられなかったぜ!』