「うん、なんかさ~クラスメートがどんどん部活に入っていって、結構楽しそうなんだよね。」


「なるほど、そういうことか。友達作りね。当初の目的とは違うけどいいかもね。」


「でしょ!で、私バスケ部に入ろうと思うんだけど、もし良かったら楓もしない?」


「バスケ?なぜバスケ?」


確かに小学校の時よく放課後やってたけど…


「だって、楽しそうだし~。…うちのクラス、バスケ部多いんだ。」


あ~、なるほどね。って、あ?それ私に関係なくないか?


「…ビミョー」


「え~、だってじゃあ何か他にいい部があるの?」


「う~ん、入学の時に色んな部から勧誘のカードもらったけど…
いまいちピンと来るもんがないんだよね~」


「そっかぁ、私もクラスの子が動いたからだしな~、
一応仮入部も今月中で終わるし、明日バスケ部行ってみる。楓も考えてみて?」


「うん、わかった。」


雰囲気で、なんとなく麻希はそのまま入りそうだった。


そうか、仮入部終わったら、来月からは本入部。そしたらまた入りづらいくなるよな~。


私は…

どうしよう…?