そんな私の気持ちはお構い無しな望月はもう私の目の前まで来ていた。 ガシャンッ 「・・・・・・っ!?」 フェンスを掴んでいる私の手を望月の手が包んできた。 「・・・・・・・もち・・づきぃ・・?」 情けない声をだしながら俯いていた顔をあげる。 ドキッ 私は、顔を赤くしてしまった。 私達の間にはフェンスがあるだけで望月の顔がすぐ近くにあるから。 だけど私のすぐ近くにある望月の顔は酷く悲しそうだった。