・・・・・・・・・・・・・・


病室が静まり返る。


「・・・星歌・・・お前・・何言ってんだ・・・?」

望月がビックリした顔で話し掛けてきた。


「・・・・・・・・・」


「お前・・・・お母さんが好きだったんじゃないのか?」


「・・・・・・・・・・」
私はずっと無言だった。


ずっと、あの女を睨み付けていた。


「・・・・・今日は・・・お母さん帰るわね。・・・・・きっと星歌は疲れてるのよ」


さっきまで何も言わなかった女が小さく呟いた。