こんなに小さな少女が、こんなに小さな体で重く苦しい運命(サダメ)を背負っている。



そんな君は、誰にも負けないくらい強く大きくなっていた。


俺も、自分の両親さえも敵にし、たった一人で強く生きていたんだ。



だけど、
君は本当は弱いただの女の子で、友達と遊んだり普通の恋をしたり、そんな夢を持っていた。



そんな女の子があと3ヶ月で死ぬ。


それは、誰も分からないぐらい苦しいことで、残酷なこと。



・・・君は、割れてしまいそうなガラスのようで脆く儚い。


「うわぁぁぁぁぁん」


ただ、声をあげて泣くことしか出来ない。


でも、俺は
もう君の運命(サダメ)から逃げない。


君の苦しいことも怖いことも全部受け止める。


・・・俺は、君を・・愛し続けるよ・・



この恋が、どんなに辛く、悲しい終わりを告げるとしても・・・ーー