望月は、出ていった。 一度も振り向かずに。 “サヨナラ”と、ナイフのような言葉を残してーー。 「・・・・うわぁぁぁぁぁぁん」 “サヨナラ”・・・望月。 私は、今もこれからも貴方のことを・・・愛してます。