この人はふざけてる。
死ぬことをまったく理解してない。
「私が今どんな思いで生きてるかわかる!?・・私が今どんな思いで病気を背負ってるかわかる!?」
「・・・・・・・・・」
「・・いつだってビクビクしながら生きてるんだよ!いつ死ぬか分からないこの体で!!」
「・・毎日毎日寝ることさえ怖い。・・・寝てしまったらそのまま目を覚ませなくなるんじゃないかって」
いつだって不安が消えることはない。
「・・・・死ぬのが怖い。・・・死んだら本当に1人になるんじゃないかって思う・・・」
今までの不安が今爆発した。次から次へと涙がこぼれ落ちる。
「・・・・・星歌・・」
「・・・・うぅ・・・ごめ・・・ごめんなさいぃ・・」
望月が私の名前を呼ぶと同時に南ちゃんが崩れ落ちた。
「・・・・うち・・本当に友達がほしくて・・・本当・・・ごめんなさい」

