マジ、ウザイ!! すると「チッ」と舌打ちしてアイツが言う。 「美容院の名前はなんてんだ? 名前さえ分かれば連れてってやる。オレは青山のことなら隅々まで、そして裏の裏まで知り尽くしたオトコだ。オレの知らねぇ場所はねぇ」 「……名前は知らない」 さっきまでの威勢はどこに行ったのか、あたしの声は蚊の泣くような声だった。 「だったらグズグズしてねぇで、さっさと教えてもらえばいいだろーがよっ」 「だからっ! ポイント切れでメールが送信できないんだ、って!!」