「はぁ・・・・」

「うぜェ」

ため息をつく僕にヒロは忌々しそうに言った。

うん、僕
今一瞬、本気でナンでヒロとダチやってんのか疑問になったよ。


「俺、もう菜月さんとやっていく自身ねェ」

でも、こんな弱気な僕を見せられるのは
やっぱりヒロだけなので、相談してみた。



「はやっ。ってか何があったんだよ!

お前は今、初デートも終わり、幸せ絶好超なハズだろ?」



幸せ絶好超どころか地獄のどん底にいますよ。


その後
僕はデートでのことをヒロに説明した。



ヒロはそれを聞くと気の毒そうな目で僕を見てきた。






「それは・・・キツいな。

男は夢見がちなもんだから、そーゆ事されると
一気にテンションさがるもんなァ」


そう言ってウンウンと頷くヒロに
僕は心の中で君はやっぱり僕の友達だよ!!

と感動した。


「それに、そうゆう事されたから
ホントに俺の事好きなのかなって思えてきちゃったんだ」