中岡の言葉に凛の動きが一瞬止まった。





「凛?もしかしてどこか悪いのか・・・?」






言ってよいものなのか・・・





黙っていると依岬が凛の肩を掴む。







「凛、言え。」






落ち着いた声だが有無を言わせない言い方だ。







「・・・労咳だ。」






「労・・・咳・・・?嘘だろ・・・?なぁ、凛。」









動揺の色を浮かべる三人。