「自由時間だし、有効に使わせてもらおうかな。」 先輩は、ふと部屋の時計を見上げる。 あっ!そういえば、文化祭の自由時間の最中だったんだっけ…。 すっかり忘れてた…。 「みんなも今頃、自由時間を楽しんでいるかもしれないですね…。」 私も、こうして先輩の傍にいるだけで…嬉しいし…。 笑顔になりながら時計を見ようとした私を先輩は、またもお姫様抱っこをする。 「えっ!?ど…どうしてですか!?」 パニックになる私を先輩はニッと笑う。 そのまま運ばれたのは部屋の窓際に置かれているベッドの上…。