すると、男の人は、いきなり片手で私の顎を掴んで顔を近付けてきた。 ひゃああ〜!! 私…、そんなに気に障ること言った…!? 「知らないなら教えてやるよ。」 そう言うと、耳元に顔を近付けて、 「3年の相沢 匠。ちゃんと俺が教えたんだから、忘れんなよ、翠央。」 フワッと甘く囁く声にドキッとしてしまった。 なんなの今の声…。 高校生とは思えないくらい色っぽすぎじゃない!?