私の行動を見ていた先輩が声をかける。 「は……はい。」 私は、それだけ言ってイソイソと立ち上がると、先輩が私の前までスッと近付いてきた。 「昨日は……ごめんな。翠央はちゃんと来てくれてたのに…。」 先輩は、少し顔を俯かせる。 謝ってくれてるのに、胸が痛むよ……。 だって…… 昨日の来れなくなった理由は、夏海先輩と一緒に居たからなんですよね……。