「匠、急に用事が出来たらしくてさ、今日はここに来れないみたいなんだ。だから、翠央ちゃんに帰ってもらってくれって。」 「そうなんですか……。」 あれ…? 私……ちょっと残念って思ってる…? 「“俺の方から部屋に来るように言ったのに、ごめん…。”って言ってた。明日からは、ちゃんと来るみたいだよ…。」 「分かりました…。先輩、わざわざ伝えに来て頂いて、ありがとうございます。」 急な用事って何だろう…。もしかして……