「それじゃあ…行ってきます!」 「行ってらっしゃい!向こうに着いたら、連絡するからね!」 お母さんたちと名残惜しく玄関先で別れた私は、学校へと歩き始めた。 週末は、留羽先輩に言付け頼んで帰っちゃったし、今日は一応……行かなきゃね…。 休息の部屋に…。 先輩のいる、あの部屋に…。 なんで……? 今からドキドキしてきちゃった…。