「それじゃあ、翠央!元気で頑張ってね!学校の勉強も、そして恋も…!」 「翠央っ!恋の方は無理して頑張ることないぞ?ゆ…ゆっくりでいいんだからな?」 月曜日の朝… 玄関先で二人としばし別れの挨拶を交わすつもりが… ちょっと路線がズレてない? 私の恋とか、今は別にどうでもいい気がするんだけど…。 私は、少し苦笑いを浮かべる。